はじめての峠

週末、箱根のある峠へ走りに行きました。
ボクスターで初めて、本格的に飛ばしてみた感想です

印象に残った順に並べてみました

1.ハンドルの切る量が多い
自分が操作しやすいハンドルの切る量の倍ぐらい切らなければ、思ったように走れず、非常に気になりました。ボクスターのハンドルは可変ギアレシオなので、スポーツ走行用にクイックなモードを選べれば最高なんですけど…とにかく切る量が多くて、ハンドル操作がせわしなくなり、無駄な動きにつながると思いました。センター付近がダルダル(ごく微妙な操作が可能とも言う)で、もっとピリピリしたハンドル特性だと楽しさが倍増すると思いました

2.排気音が気持ちよい
ボクスターは可変エグゾーストが採用されているのか、同じ回転数でもアクセルを踏み込む量で音が全然変わる事は知っていましたが、峠でアクセルを全開にしたときの排気音の音質は最高です!!文字で表すのは難しいのですが、フラットシックス独特(?)のフォアーンという甲高い排気音は今までのどの車より官能的だと感じました

3.車の挙動がすばらしい
次に感心したのが車の挙動というか、動きの良さです。これも説明するのが難しいのですが、減速をして、加重を前輪に持ってきて、加重の掛かった状態でハンドルを切り、リアの加重が減りミドシップのエンジンの重さでリアが外側から回りこむような感じで、外側のタイヤに全ての力が加わりコーナーを駆け抜ける。こういった一連の動きが、非常にスムーズで、かつドライバーに伝わります。運転してて非常に気持ちが良いです。あまりにもスムーズに車の加重が移動するため、自分の運転が上手くなった気にさせてくれます。自分のイメージとして、スポーツカーと言うと、硬く、動きも渋く、ピーキーな感じを持っていますが、ボクスターは柔らかく、しなやかで、そしてしっかりしている、理想の動きをする車に仕立て上げられていました

4.ABSの制御が非常に細かい
今までABSとは必須アイテムでとにかく動作してくれれば良いと思ってましたが、全然モノが違いました(苦笑)ABSの介入するタイミング、フィーリング、そして制御の細かさ、とにかくびっくりしました。今までの経験では、ガガガガ、ゴゴゴゴとON/OFFを繰り返すだけだけのブレーキが、極力ABSは介入しないように、動作するときは、ロックぎりぎりの最高のグリップを維持するように、超高速で制御してました。足の裏に伝わる感じも非常に良いです。技術の進歩か、ポルシェのフィーリングなのかは、わかりませんが、目からうろこが落ちるとはこの事を言うのでしょう

5.ちょうど良いパワー
2.7のエンジンに決めた時に一番懸念したパワーの問題ですが、パワーだけで言うと、やっぱり無いです…ですが、十分速く走れます。ターボのような爆発力はないですが、ターボが苦手とする低回転からのピックアップは確実にボクスターの方が良く、長い直線のない峠道では遜色ないと思います。逆に3.4だと、パワーがありすぎて上記で絶賛している絶妙なバランスがくずれるのでは?と思ったりします。個人的には3.4でクロスした6速で走れれば一番良いのですが、クロスミッションではないので2.7の方が楽しめるかと

6.思っていたよりグリップするタイヤ
またびっくりしたポイントです(^^; ミシュランをあなどってました(反省)パイロットスポーツは超ハイグリップではないですが、かなりのグリップと快適性を併せ持っています。タイヤが熱でベリベリになると、国産のハイグリップタイヤは表面がボロボロになってしまうのですが、パイロットスポーツは、ちょっと荒れてるぐらいでした。これも驚きました。温まって(かなりの高温になって)くると非常にグリップも高くなり、ちょうど良いグリップを発揮してました。そういう走り方をすると、タイヤがパンパンになるので、エアゲージで調整したほうが良いかも知れません(^^;

7.絶妙なPASM制御
PASMすごいです。最初はノーマル状態で走ってましたが、追い込んで突き詰めていくと、ロールも大きくなり安心感が減ってきたので、スポーツモードに切り替えてみると、これが峠にドンピシャ(死語)です。減衰力調整式の車高調で硬くしていくと、やたらと跳ねたりして、挙動不安から逆に遅くなったりしますが、PASMのスポーツモードは跳ねも最小限に抑え(当然跳ねますが)ロールも減り、さらにアクセルを開けれるようになります。27万と高額なオプションですが、個人的には安すぎだと思えるほど仕事をしてくれます。これは選んで大正解でした。

8.自分には合わないブレーキ特性
で、ここからはガッカリポイントです(苦笑)
これも個人的なイメージですが、峠といえば、ギリギリまでブレーキを我慢して、ガツーンとブレーキをするイメージを持っているのですが、ボクスターのブレーキは、そのようには利きませんでした。文字にすると表現が難しいのですが、自分の思っている上手なブレーキングは、まず、ロック寸前の踏力で減速が十分になったら徐々に抜くという、最初が肝心というブレーキングなのですが、ボクスターはブレーキの立ち上がりがマイルドでどんなに踏んでもロック寸前の減速をしてくれないイメージでした(自分がブレーキを死ぬほど踏めてない可能性もあるので、これは次回の宿題にしたいと思います)利くか利かないかでいうと、踏めば踏んだだけ、ものすごく利きます。が、自分のフィーリングとは合いませんでした。

9.ヒールアンドトゥがやりにくい
3速に入れれる場面がほとんどないので、あまりヒールアンドトゥの必要性がない為、試しにやってみましたが、床から生えてるアクセルのせいか、全然うまくいきません(苦笑)これは慣れなのかな?配置に問題がある気がしました。普通は足を横にしますが、ボクスターの場合は斜めでアクセルとブレーキを足の裏の広い所で踏むようにするのかな?これも、次回の課題にします

とまあ、語ってしまいましたが、結論としては、ボクスターは絶妙なバランスの車だと思います。あと、恐ろしく限界が高く、ボクスターの実力を引き出すのは大変です(と言うか峠では危ない気もします)そのうちサーキットへ行くので、限界を超えた挙動はそのときにレポートします
[PR]

by tom_141 | 2008-07-14 18:03 | ボクスター(納車後)  

<< そろそろ梅雨明け? 燃費(7月12日) >>